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2024/08/11

巨大地震に備え、徒に騒ぎ立てず、自らの身を護る智識を正しい持ち、混乱に巻き込まれる事を避けましょう! 帰宅困難も自らの徒歩行で解決しよう

地震について:

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海から眺める神戸港と、その後に拡がる神戸の街並み、更にその背に聳え立つ、海抜1000メートル近い[六甲の山脈」。
その美しさは観る者の心を惹き付けます。


幕末に開港を求められ、大輪田泊の東側に近代港を建設した幕末の英断に頭が下がります。
爾来160年を超え「神戸港」は姿を変えつつも重要港湾としての役割を果たしてきました。

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この美しい「神戸の風景」を形成する「六甲連山」は、どこの誰が築いたのか、その北側に拡がる「有馬温泉」の源泉は誰が造りだし供給しているのか。
それは「地球の地震活動」の成せる業でしょう。


神戸に限らず、日本の温泉は、地球のマグマ活動による結果です。
つまり、日本での日本人の毎日は「地震」と共にあるのです。


この地域から離れたくないと考え、六甲連山の東側に棲まいし、既に半世紀になります。
南側は既に土地値も高く手当ては無理と考え、大阪および京都への往還に手間どる事、そして何よりも大阪(伊丹)空港へのアクセスが不便と考え東麓を選びました。


大切な友人が「建築と土木」のエキスパートで、傾斜角、地耐力、切り土、盛り土、これらの知見を細かく提供してくれました。
その専門的工学的知見や助言を得ながら、40年前の今ごろ、現在地に「終の棲処」を建築したのです。
助言を得てチカラを注いだのは、切り土の上に「基礎を深く高く斜交いを入れた構造」にする事でした。


そして、その10年後に「阪神淡路大震災」の直撃を受けました。
人的にも、構造的にも、物理的にも、一切の被害を受ける事はありませんでした。
テーブルの上に置いていたマグカップが落ちて割れた程度です。


隣家や、御向は、建物にクラックが入り、見た目にも傾斜が分かる状況でした。
電気は、直ちに復旧しましたが、水道とガスは復旧までに3週間を要しました。


神戸市内の惨状が画面に映し出され、当時は支援してきたベトナムからの難民が多く定住し、20年ほどになる長田区や須磨区の姿が報じられ、灘区には元留学生だった一家が定住している事もあり、備蓄の「水」「乾パン」「缶詰」など当座のモノをバイクに積めるだけ積み急ぎました。
以降、様々な分野の皆様と、今も交流が続いています。


その一つに「地震の被害を最小限にする取組み」のNPOがあります。
そのNPOを通じ、地震のメカニズムを学び識る事ができました。
併せて、国内では「中越地震」「東日本大震災」への救援や応援を経験し、救援組織の立ち上げも重要ですが、基本的には「地震のメカニズム」を理解する事の大切さを痛感し、その知見や知恵を、ご自身の安全また地域の安全を形成する必要性を指摘しています。


1995年の神戸の地震は断層破断による「都市直下型地震」の典型でした。
これは突然に生じたようですが、実は「群発」を重ねた結果生じています。


2011年の東日本大震災は「プレート型地震」の典型で、北米プレートへ太平洋プレートが攻め沈み込み続け、
それに巻き込まれ沈む北米プレートが、その沈み込みに耐えられず、歪みを戻した結果生じています。


因みに「フォッサマグナ」とされる「北アルプス、中央アルプス、南アルプス」は、ユーラシアプレートを北米プレートが東から押し、南東から太平洋プレートが押し、南からフィリピン海プレートが押し合う、絶対的なチカラにより「陸溝」として突出したものとされ、今も押し合いが続いています。


インド亜大陸が南からユーラシアプレートを推し上げ「ヒマラヤ山脈」を形成するのと同じ原理です。


地球の中心は、熱いマグマの対流し流動が続き、冷える状況にはありません。
従って、絶えず「対流現象」が続いているのです。地球の表面「陸地も海面も」単なる薄皮に過ぎません。僅かな事で破裂し破断するのです。地球は、これまで48億年にわたり、それを今も繰り返しているわけです。


「南海トラフ」というのは、4000メートルほどの海底(盆地)に地球が造りだした、フィリピン海プレートにできた「巨大な溝」です。
絶えず、ユーラシアプレートと攻めぎ合い200年ほどの周期で、崩落を繰り返しています。


日本列島というか、地球上に棲む側には、その崩落や堆積を止める手段はないのです。
丁度、分かり易い「日本列島を構成するプレート解説図」がありましたので、ご参考のために添付してみます。


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(プレートの解説図は、時事通信からのDLです)

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