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2024/08/15

日本は「近現代史」を正確に教えるべきだ! 反省すべき点は反省すれば良く 大局的に無知な事は改め訂正し些末な事を求められても拘る必要などない

同じテーマを考え述べ合っても、
重要な原則と、些末な枝葉は、基本が異なり「同じでも、同じではない」ので。


例えば、
戦争について考える際に、
①原則、②戦略、③政策、④戦術、⑤用兵、⑥補給、⑦作戦、⑧戦技、
これらを同一に扱い、喧しく述べ合い議論しても全く無駄でしかなく。


いま、台北から彎人の恵珠が来て、
昔、学生だった頃の友人を加えウジャウジャ話をウダウダと交わし、
想い出のある地をアチコチ訪ね歩き日を過ごしている。


恵珠は「私、セブンティーンだ」と言うも、
明らかに齢は隠せぬ。今日は鮮人の徳山らも含め小松原や堂山を歩いたが、
しかし80年前、彼らの親達は「八紘一宇」で日本人だったのだ。

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声をかけ共に集まった日人は呆気が進んだのか、以前から気にかけない馬鹿だったのか、既に話にならず、気分を害すこと著しい状況で、気分を害するため「宴たけなわでございますが」として、打ち切った。


かつての「帝国日本」は、欧米列強に対し、
アジアを守るという姿勢で意気盛んでありましたが、
国として基本の統治機構が余りにも稚拙で幼稚でした。


国家としての統治官僚機構の中に、その支配から独立した「帝国陸軍」があり、
それに引きずられる「大本営」が巨大な権力を保持し、国家の命運を差配しました。


また、極めて安直にして生命の安い兵隊を、湯水の如く招集し扱き使い、安い命は消耗品として扱い、それを批判する者や忌避する者には、特殊な国家警察力という暴力装置を発動させ、平然と弾圧して恥じず、基礎教育も形だけで「兵として国のために死する」事を公然と求めるなど、近代国家として本当にお粗末でした。


そこには「支配」と「被支配」の関係性も、人としての冷静な思考もなく、
ただ徒に「日露戦の勝利」で得た「満蒙の地」を守る事に拘泥したモノの、
その感情だけで突き進み。


その地を防衛するにしても弱体な「軍事力(ともいえない)」に拘泥し、
それ以上に「武勇」や「精神力」を称揚するものの「外交力」など、
本来なら「近代国家」として備えるべき「知恵」を無視した事で、喪う必要もなかった貴重な民間の人的資源を含む資源要素を灰燼に帰させたワケで。


石油ほしさに確かな戦略も戦術もなく追い詰められたからと言い、
日米開戦に踏み切った東条英機の阿呆さ加減は、
何をどう言い訳しようが、言い逃れようが、著しい国体毀損の犯罪人でしかないのであり。


中国との停戦を画策しなかった事も含め、現代に到るまで「侵略者」の誹りを免れずに到っている事を深く自覚するべきかと。


中国との15年戦争は、

①中国の内戦(国Vs共Vs匪賊の抗争)に、日本軍が意図的に巻き込まれた事で生じ。

②中国を代表する政府(政権)がなく、交渉もできず巻き込まれが肥大化した。

③日本国内で「外交力」を軽視し、陸軍を中心に三方向を相手に「武力解決」する無知な主張が大勢を占めた事。

④国際社会(特に米英)の反応を大きく見誤った事があります。


これらの整理もないまま「八紘一宇」を押し立て「正義」を主張しても、それは「詮無きこと」としか言えずで


いま、中国は、かつての「帝国日本」と同じ道を、
様々な理屈を並べ、周辺の他国を蚕食し、従える事で幼稚な異性を貼る行為を繰り広げています。


WWⅡ79回目の敗戦の日に:

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