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2024/09/14

「グラン グリーン 大阪」の先行開業し、先週「金・土・日」で50万人来場したとか。 その反面で公開講演の維持費はテナント負担かと下らない話を延々と

JR大阪駅の北側に隣接する「うめきたⅡ期」の「グラン グリーン 大阪」を北側(北館)エリアと南側の公園部分の一部が先行オープンして1週間が経過。


先週末は、物見遊山というか、物見高い皆さんが押しかけ、
アリの行列が続きました。
金・土・日の3日間で約50万人が来場したとか・・・


それなりに愉しみ体験し、賑やかに我が事のように、其れ其れ批評されたのではないかと。
一方で、捻れた哀れな皮肉のモノ言いも散見されました。
(ゴミは相手にしませんが)


大都市の中心ターミナルに広大な「梅田貨物駅(通称北ヤード)」を設置(ほぼ積極的に使用しない空間として放置)し、大都市圏の中枢都市の巨大ターミナルでも、活用せずに雇用も生まず、大きな税収も得られず、20年余り手つかずのままでした。


2000年に入り「大阪鉄道管理局」の敷地・庁舎の売却入札を始めとし、いわゆる「うめきたⅠ期」の開発に着手。
2013年に「グランフロント大阪」が開業しました。


先端性の高いオフィスに、研究開発力があり高い競争力を保つ事業者が、更に事業基盤を強化する目的で集積し、研究開発の支援や人材交流の場として「高い情報交流」の場を形成しています。


それは、貨物ヤードの頃には殆どなかった「雇用の場」を形成し提供し、当然ながら「雇用所得」を産み出しました。
当然ながら入居したオフィスは、自社の生産を産み出すと共に、重要な一定の分野で産業連関を担っています。


それを受け「うめきたⅡ期」の開発に着手し、事業提案コンペを経て現在の事業者がグループを強化しフレームをまとめ上げ「グラン グリーン 大阪」として事業を提供し先行開業させたのです。
その際に、最も重視したテーマは「緑の少ない大阪」に、緑の提供を一体的に整備する「開発スキーム(全体の半分を公開緑地として提供)」を考案し、事業として長期にわたる展開の可能性を十二分に検討し、事業の開発コンセプトに据えた上で着手しています。

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GGO南側エリアで、JR大阪駅ノースビルとイノゲートビルと都市計画道路をで画されペデストリアン・デッキで結ばれ、導入ゲートを形成しています。

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GGO北側エリア中央 正面に見えるビルは、セキスイが30年ほど前に建設した「新梅田スカイビル」で、エリア外ですが溶け込むと考えます。

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GGO北館(左側) 上階にはヒルトンのキャノピーが開業。下層階は商業集積とオフィスまた交流施設など。

" 「公開緑地」の費用は入居テナントが負担するのか? " などと、
尤もらしいが稚拙な疑問を呈される方もあるようで。


まぁ、お好き好きにして下さい。
「経済学やマネジメント」の根幹でもある「産業連関」が分からないのかと、あぁガッカリでしかありません。

336 産業連関の基本中の基本: 必要な数値を約束どおり記録し集計する。 基本は関数化して求めます。
まぁ、簡潔に述べると、①投入があり、②刺激され需要が生まれ、③その刺激で次の投入が産み出され、④次々に幅広く付加価値が連続的に産み出され、⑤全体を通暁すると「大きな付加価値」が産出形成されます。


また、良好な立地環境に対する評価そのものが、地域の大きな「付加価値」を形成しているので、それが理解できない分からない人を相手に話をするのは無駄でしかナイのです。
以前も、触れましたが、米国はNYの「セントラルパーク」の維持費は誰が負担しているのか?
NYCが負担すりゃ、利用の有無に関わらずNYCの市民は支弁の多寡に関わらず負担しているのですが、ダウンタウンの住民は、セントラルパークまで出かけなくても費用を税金で「一律負担」しています。


「グラン グリーン 大阪」は、利用者が必要に応じ負担すれば良いのであって、謂わば「受益者負担」です。
モノの消費から、コト(経験・体験)の消費へ、更にトキの消費に。


そこに「付加価値生産」の刺激を!
付加価値生産を理解できない人は悲しいです。


公共公益の提供について、稚拙で幼稚な歪んだ見識(疑問・愚問)の吹聴には「大笑い開眼」でしかありません。

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