高度に「収奪・略奪」の思考を高め論理的に強めた米国の社会経済は「ファンド」というオバケを産み出し「生産労働」を奴隷化し「企業価値」を奪い続け
シアトルの悪夢:
USが誇った「BOEING」の生産労働者は怒った!
USの「アメリカンドリーム」を掲げる社会経済に焦点を当てると、
類い稀な優れた能力を保つ者だけの「夢の世界の逸話」に過ぎず、
大半のモノドモは満身創痍にされ蹴り出されるのが関の山だ。
それがハッキリと姿を表し、次は「資本」を大きくし事業を差配し利益を独占するようになる。
工場の生産現場で真面目に働き、その労働で手にする収入は僅かなモノで、それでも真面目に生産に励んだ。
ところが、資本を握る「ファンド」という得体の知れない側というか組織が、労働を奴隷化し徹底的に搾り取る側として、
多額の収益を得るために生産価格(コスト)を抑制し、労働を強化し、使用素材の単価を抑制し「部材の製品コスト」を下げ、
販売価格は高値に設定した事で、完成品の精度は販売価格に合一しなくなった。
その結果、世界で新鋭機の航空機事故を多発させた。
ボーイングに批判が殺到し、世界の有力な民間航空機市場で一気にシェアを低下させ、経営の台所は「火の車」と化した。
すると、一時的な「レイオフ(雇用調整という首斬り)」を断行し、世間の批判はより急激に増し、ボーイングの信用は地に堕ちた。
遂に「労組」は立ち上がり「ストライキ」を決行し、遂にドロ沼化し先が見えない状況だという。
ファンドに対し、市場に対し、全く無能でしかナイ経営陣は、吾先にボーイングを離れ、素知らぬ顔を決め込んでいる。
これが、USが誇った航空機産業が一人勝ちした結果だ!
同じような事は、かつて「自動車産業」でもあり、
BIG3の一角を占めた「クライスラー」は、同様の惨状で敗退し、
アイアコッカという稀代の滑稽で無能な経営者により破綻させられ、
イタリアのFIATへ身売りした。
その時、世界は「小・FIAT」が「大・CHRYSLER」を呑み込んだと、笑い転げたのだった。
世界の最先端でリードするUSの経営学やらマーケティング・マネジメントは、優れているが、
巨大組織の経営現場の知能や巨大ファンドの強欲収奪というのは、この程度なのだ。
同じような、実質的な経営破綻は、シアトルに本拠を置き世界へ伸ばしたウソ八百の「スターバックス」も、
実質的に経営破綻しているワケで、今は、それを覆い隠す事に躍起になって奮闘していると耳にしている。
スタバについては、また後日に・・・
東洋経済新報社の書籍広告からですが。
上下2段構えで、別々の書籍ですが、現代社会を捉える上で、密接不可分とも言えます。
米国社会で、なぜトランプの様な単純馬鹿が、いきなり現れ、現代社会への怨恨を打ち撒け、
その熱烈な煽りに呼応する半奴隷状態の下層白人労働層は、なけなしのカネを政治資金を献金し提供し涙するのか?
それは、現代の米国🇺🇸が進める、資本主義の収奪により、場を奪われ収入を喪わった、白人労働者の怒り💢を集約しているのです。
その第一は、株主至上主義を叫ぶ歪んだファンドに多くの原因があります。
この問題提起を、先に「ボーイングのストライキ」で簡単に指摘しましたが。
著しく企業価値を低下させ、いきなり競争力も低下させ、殆ど喪ってしまい、
需要者としての世界の民間航空業界から見放されつつあります。
しかし一方では、そのファンドに個人を始め、主要な年金機構や保険会社、
あるいは労組も投資目的で、資金運用させているのも事実です。
巨大な米国社会の歪みは、トランプが単純に主張するほど簡単に解決できる構図や構造ではありません。
米国は、いま自らが自由に形成した歪な社会に、喰い千切られ、容易に解決できない処へ、追い込まれ自縄自縛に喘いでいるのです。
思考のベースが同じ種類の若き血潮の中野剛志氏が絶賛というなら、目を通しておきたいと。
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