国際世論は無責任なモノで、戦争を仕掛けた側が追い込まれると反撃する側を過剰攻撃だと非難するが、原因の解決にはナンの想像力も知恵も示さず
パレスチナ・ガザでの戦争
戦闘として実際には、昨年の末で既に詰んでいる。
パレスチナのハマスが、イスラエルを奇襲攻撃してから1年と10日が過ぎた。
戦闘は、昨年の12月の段階で、ほぼ決着がついているが、
ハマスは「パレスチナの正義」を掲げ戦い続けると宣言し、
全ての停戦交渉の条件を頑なに否定し、イスラエルで捉えた「人質」の解放などに繋がる一連の交渉は全て拒否し。
同時に、イスラエルは当初に掲げた目標、ガザを軍事的に支配するハマスの指揮官シンワルの殺害をこの度は達成し、
ハマスを軍事的に無力化し壊滅させると宣言した。
またハマスの政治部門を代表するハニヤをイランの大統領就任式典に出席するためテヘラン滞在中に「爆殺」した。
これで抵抗が収まるかといえば、
それほど単純なワケではないのがパレスチナ(ガザ)だ。
あくまでも「パレスチナの正義」を掲げ、徹底した自爆テロを含むゲリラ戦とテロ攻撃に出て、戦闘を継続するだろう。
従って、北に拡がるレバノンの側からの支援や潜入を断ち切るために、
イスラエルはレバノンでヒズボラを解体するまで「戦争」を継続するだろう。
もぉ、ハマスに囚われた人質の奪還は「お題目」でしかなく、
徹底したハマスの軍事的壊滅とヒズボラの軍事的壊滅を、
イスラエル国家の生存権を安全に且つ誰もが反対しない状況に至るまで、
この度は徹底して掃討作戦を行うだろう。
「正義」とは何か? 何が「正義か?
偏狭な宗教解釈を信仰の基礎におき、何よりも他の宗教(信仰)を
認めず排外し、一つの生き方を護るため他を激しく非難し、
激しく実力行使する事で暴力的抑圧を繰り広げ、寛容をして歩み寄る事もせず、
ただただ自らの「正義」に固執する・・・
それを日本にも、日本人へも、正面から問うているのですよ。
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