競争力を保つ産業には「資本」が欠かせず 資本は「金銭資本」「人的資本」「技術資本」の三位一体で形成し、受け嗣ぎ研究開発で発展させ高める事だ
本当に重要で大切な事を考えましょう:
なぜ、日本の社会経済は活力を喪ってしまったのか真剣に考えましょう!
間もなく
衆議院議員総選挙(2024年10月15日公示27日投開票)が、実施されます。
選挙期間の週に入りますので「公職選挙法」の規定、
「選挙の自由妨害」に問われる事を避ける必要があり、衆議院議員選挙に係る話題は期間中は扱わないようにします。
政権党内で「積極財政論」を掲げ論じ煽る側と、落ち着き「財政秩序」を論じる側に分かれ、ヒステリックにジャンヌダルクの煽り立てに、勢いがあり秩序を論じる側には消耗が見えますが、なぜ日本経済は停滞し活力を喪ったのかを考える必要があります。
失った30年と一口に論じますが、
① 前半「バブル経済」が破綻しドン底に喘いだ10年と、
② 中盤「小泉純一郎による " 日本をブッ壊す " で毀され」た5年、
③ 終盤/前半 米国金融政策の破綻直撃(サブプライムローン+リーマン破綻)
④ 終盤/後半 日本の政策無策の連続(=アベノミクス)による無秩序な財政出動と日銀の超低金利政策(=10年)による疲弊。
② 以降、米国(資本)は、自由に大手を振り「日本からの収奪・略奪」を進めています。この20年にわたり略奪され続けています。
アベノミクスを含め略奪は巧妙化し。ここが重要なポイントです。
アホシンドを熱狂的に支持していたのは、この社会構造の中で最底辺へ押し込まれた「アホノモウジャ」で、
考える事を奪われ、体よく嬲られ弄ばれ、煽られ続け、現実の表面だけを見て誑かされ「上位層を恨み」無能な「タチミン」を罵倒し、安酒で溜飲を下げ続けヨタリ、クダマキ、弱き者を巧妙に威嚇し続けさせたのです。
アホシンドが撒いた罪は、考えない熱狂的な「アホノモウジャ」を大量生産した事出、本当に重大ではないかと!?
また、この間に企業経営には重大な変化が起き、
既に、日本の主要な企業は「研究投資」や「人材投資」に廻す資金より、株主配当を寄こせと主張する買い占めファンドの声と、
自社の乗っ取りを防ぐため利益で「自社株買い」を進め、研究開発に注ぐ費用は割愛され悲惨な状況にあります。
で、それを覆い隠す目的で「リスキリング」の重要性や必要性が声高に求められ、生産力の問題を人(労働力)の性に置き換えすり替えてしてしまおうとの目論見で、大がかりな政策補助金を付け、騙りの斡旋事業者に大量の税金が吸い尽くされようとしています。
もし「利権」が、問題だと大きな声で叫ぶヒトは、この事実を押さえる事から始めるとよいでしょう。
恥ずかしい名前の政党「維新」が、主張する " 「税金」は何処へ消えているのか " の解明を扶け分かりやすいと考えます。
と、いうワケで、
自由な資本主義経済は「上(目標を定め)を見て暮らせ」で、
制限された平等主義な社会主義は「横を見て暮らせ」を、
抑圧こそが重要だとの本音を隠す共産主義は「下を見て暮らせ」と。
これが、基本なのです! どれを選ぶかは皆様のご自由な意志です。
日本の不思議な光景を眺め見ますと、
日本は、2000年代の初頭、熱烈に小泉純一郎を迎え浮かれ、その魔術に歓喜していました。
小泉は「自民党をぶっ壊す」がフレーズでした。
それは「日本をぶっ壊す」だったとも言えます。
小泉が手厚く珍重したのは、トンデモな「竹中平蔵」でした。
竹中が、懸命に取り組んだのは、正規労働の切り捨てで、派遣労働で人件費を抑制し、事業者に利益を貯めさせ「株主配当」を強化すると。
それを軸に「ROE」を高め、米国から招き寄せた「投資者」へ還元を陰で支援し、日本に残されるべき「資金」を流出させました。
その煽りを受けたワケではないでしょうが、
米国発のサブプライムローンの破綻に続き、リーマンショックが日本も直撃し、米国からの「投資者」は護られ、民間の弱体な日本の派遣労働は一も二もなく解雇され、真冬の経済で希望もなく「凍死者」は続出で「死屍類類」の山を成しました。
また、民間だけに止まらず、霞ヶ関を始め中央省庁はもとより自治体も基礎自治体も、右へ倣えとばかりに派遣職員を増加させました。
大義名分の言い草は、行政職員の無駄を省くでした。
折から生産の海外移転を含め、日本の労働は激変に見舞われました。
同時に「中間層」の急激な解体が進み、日本の市場は喰うため一気に「デフレ志向」を鮮明にするのです。
竹中平蔵は、その後、人材派遣の最大手「パソナの会長」に平然と収まりました。
この間、約20年。
流出し、喪失した「日本の人的資本」と「日本の資本」に「日本の技術」は甚大でしょう。
ようやく、その深刻さに気づき、それからの回復を希求し、
生産性を向上させる目的で「リスリキング(再学習)」という政策を掲げ始めたワケで、果たして従来の生産体系だけではない事を希望します。
基本的に、次の地平を目指す中身と高度な人材でもあって貰いたいと願っています。
| 固定リンク