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2024/12/08

米国を相手に83年前にWWⅡを開戦した日に思う! 人として民族としての伝統に培われた精神文化の矜持を保たず打ち捨て栄えた民族や国はない

12月08日は、
日本が米国に対し「宣戦布告」なく戦争に突入した日で、
83年の歳月が流れ去りました。


ペリーが、黒船を率い、水と食糧の供給を求め、沖縄本島の地へ来航したのが1852年。
やがて、江戸湾(東京湾)の浦賀にも姿を見せ、日本の「開国」を迫る。


遅まきながら目覚めた日本は、
統治体制を変革させる動乱を経て「明治の近代国家」を知恵を絞って創り出し。
戊辰戦争を経て、1867年秋に近代国家「日本」を建設しようと進言し74年。


それは1930年代に、乱暴ながら、当時の先進工業国に追いつき泡沫でも肩を並べ絶好調というか有頂天だった。


政治(統治)体制の一新は、様々な社会体制の不備や不都合を内在させたまま・・・


台湾出征、西南戦争、日清戦争、日露戦争、WWⅠ、シベリア出兵、満州事変、日中戦争、WWⅡ、と・・・
凡そ、近代史で75年にわたり「大日本帝国」は戦争を積み重ねてきた。
引き分けも含め、決定的な「勝ち」は一つ二つで、どちらかと言えば「優勢な引き分け」を積み重ねてきた。


これが実に不幸な事だった。
基本的な戦いに対する真摯な検証を怠る要因になった。
いつの間にか「神国日本」伝説が、ナンの裏付けも無く「集団ヒステリー」を巻き起こし、
普及し行き渡り「不滅の精神論」が固く信じられ、向かうところ「敵ナシ」が鼓舞され吹聴され自信に満ちた。
特に、ヨチヨチ歩きながらも苦難の歩みで勝ち得た1930年代の輝きは人の心を鼓舞し続けた。


しかしながら、それは世間知らずの「真に幼児の幼稚な幼戯」に過ぎなかった。


1941年12月08日の未明
「ニイタカヤマノボレ」の電文により西太平洋上にあった連合艦隊から発信した海軍航空隊機が、
アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルの真珠湾にある米海軍基地を急襲し、WWⅡの戦端が切られた。


それまでは、中国大陸で蒋介石の中華民国。また毛沢東が率いる中国共産党の八路軍(人民解放軍)。
また、不平不満分子の満州馬賊を相手にした陸軍の戦争が、西太平洋の全域を戦場にする文明の総力戦になった。


そして、1945年8月15日に、敢えなく敗戦に追い込まれ苦渋の歳月が降りかかる事になった。


その後の、日本は、WWⅡの敗戦から一貫して「米国型の民主主義」を推進してきた。
あらゆる分野で「米国型民主主義」を至上の事として無批判に強要してきた。


とりわけ「自民党の米国追随(リベラル)派」は元より、
いまは「タチミンのお騒がせ派」は、ロシア礼賛であり、近頃は転向し米国民主主義の絶対主義だ。


「民主主義」は、欧州社会の中世から近世にかけ重厚に形成した「貴族と領地」に囲い込まれた「農奴」や「都市下層」が、人としての解放を主張し成し遂げた「近代市民革命」が「民主主義」を産んだワケで。


それを成し遂げた側が、近現代社会では遠近を問わず他国を踏み付け「植民地化」し、搾り上げ続けた事は避けられない歴史的事実だ。
その際、キリスト教の布教とセットで植民地化を進め平然と強奪を重ねてきた。
彼らは「理想」を掲げ洗脳し刷り込み、彼らの「主張」が絶対で正しいとする姿勢は変わることがない。


いまは、
その掲げる主張が「宗教」から「人の権利」に転じ、他国の文化形成や歴史を振り返る事なく、彼らの主義主張を強要して恥じず。
折から「グローバリゼーション」という便利な主張に乗り、強烈に推し進めている。

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他者の立場や歩みを考える事もなく、いまは「十字架」に変え「人権」を押し立て「仲間外れにするゾ」と、脅迫し強要する。
それを無批判に受け入れ追従する「日本」は、


既に、姿も形を外形的に保ってはいるが、本質の骨は「日本」ではなくなり、経済社会だけに止まらず、歴史として積み上げた社会文化も、どこまで精神社会としては「日本」なのかと!?
いよいよ、議論もなく「日本社会」を根源から解体する狙いを隠したまま、静かに粛々と・・・


欧米が推進した民主主義は、
明らかに行き詰まり、崩壊の音を立てています。
日本の「民主主義」も確実に行き詰まっているのが現実の姿です。


とりわけ、日本が明治の開国から制度を整え130年にわたり進めた「平等の皆教育」は、
現実に対応できず明確に下層底辺で音を立て崩壊し、それが現実の社会と政治に映し出されているように見受けます。


民主主義の本山とされる、
米国では「トランプ」が、フランスでは「ルペン」が、着実に支持を拡げている。

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