1.17の体験を、いまの状況を、余す事なく「次代へ未来へ "ナマの声" を、被災地の地元の放送局としてAMとFMの枠を超え協働しながら記録し繋ごう
ラジオ関西(JOCR)は、
「ここは、海の見える放送局・・・」をウリにする、
小さな神戸のAM放送局ですが、近隣の大規模AM局に負けず、
ヨシモトに頼らず屈せず占有されず「孤高を保ち」公益放送としての「矜持と誇り」を持ち、
発信し続ける地元密着の泥臭い放送局です。
1995年1月17日の放送中に局舎もスタジオも全壊するという邀撃を受けながら、
14分の中断だけで奇跡と言われる放送(電波発信)を再開し、
被災者と被災地に絶え間なく「避難情報」「生活情報」を送り続けた勇気あるAM放送局です。
「AM放送の使命とは何か」を軸に問い続け、
聴取者からの厚い信頼の基に寄せられる「生の情報」を伝え続け、
被災地で生存しようとする人を鼓舞し、救援を求める人の存在を伝え続けた放送局です。
局舎崩壊による「ラジオ関西」の最大の資産「レコード2万枚」の救出も大切ながら、
先に被災者の「人命」を救うを掲げ、広告抜きで放送を続け、どれだけの人が勇気づけられ助かった事か・・・
いまは「Radiko」も「Podcast」もありますが、
30年前は、一瞬の放送を頼りに生き抜くエネルギーを多くの皆さんは糧にされ、費やされたのです。
「1.17神戸の被災地」で、遺しておかなければならない「声」を、
1年かけて丹念に丁寧に拾い上げ残す共同プロジェクトを
「ラジオ関西」と「Kiss FM KOBE」が協働で始めました。
大震災発生後に求められたのは「信頼できる確かな情報」でした。
それは、東日本大震災も能登半島地震も、続いた未曾有の豪雨災害も同じ事で、
小銭稼ぎで無責任な煽り目的の「SNS」ではない「信頼」できる「確かな情報」なのです。
その生の声を記録する「レコ コウベ 1995」の最初の放送を、
AMとFMの2局同時放送で1月17日の15時~16時まで、様々な枠を越え行いました。
震災を経験された方も、震災後に生まれた方も、ぜひ「思い」を伝え残すために、
その時の取り組み、現在(いま)の取り組み、将来に取り組みたい事など、
それぞれの立場で、それぞれの思いを「声」で残し次へ伝えるプロジェクトです。
「Radiko」で、遠隔地でも24日まで、プレミアムなら聴取可能です。
両局の Radiko 用の「番組バナー」を貼り付けておきます。
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