日米首脳会談が終わり、日本のメディアはアサヒを含め、掌を返したように因幡の妖怪「イシバカ」を褒めちぎるが、課題を解決する能力はこれからだ
「タフだ! タフガイだ!」と、自称「タリフマン」が評し言い・・・
「タフガイ」とは、粘り強いと言えるし、面の皮が厚いとも言える。
それは「恥知らず」との受け止めもでき、帰国途中や帰国後に漏らしたとされる「私的な印象」が漏れ聞こえ・・・
それらを拾い集め再構成すると以下のようになります。
(念のため、再考記録として残します)
日米首脳会談に伴う拾い読み:
石破首相が
「(相手が)恐ろしい方だという印象がなかったわけではない」と率直に述べ、
石破首相は
「今まで何年も何年も、ほとんど毎日テレビで(トランプ氏を)見ていた。
テレビで見ると、声高で、かなり個性が強烈で、
恐ろしい方だという印象がなかったわけではありません」と振り返り。
「実際にお目にかかると、本当に誠実な、
そして力強い、(アメリカ)合衆国と世界に強い使命感を持たれた方だと、
お世辞は全く抜きで感じた」とフォローを忘れず。
記者団の質問に、
「『仮定のご質問にはお答えをいたしかねます』というのが日本の定番の国会答弁でございます」と回答し、
トランプ大統領も
「名答だ。ワオ! 彼はよく分かっているね」と。
石破首相は会談について
「お互いにとって非常に良かった」と振り返り、
「(石破首相)自身にとって良かったとしながら、
(石破首相))自身の見立てでは、トランプ大統領も国内では、
イーロン・マスクさんの発言等で、いろいろ批判されつつあり、
そこでやっぱり日米首脳会談を失敗させることができなかった。
それでさまざまな気遣いをされた、お互いにとって良かったという感想です」と、
首相の分析を付け加えたそうで。
加えて、
「対米投資を1兆ドル(約151兆円)規模に増やすと強調し、
トヨタ自動車やいすゞ自動車が米国で新工場を造ること」を説明するなど、
「日本が米国に役立っている、
日本と付き合いを続けることがトランプ大統領にとってプラスになる」
それを強調しようと構成した。
「その作戦が成功したんだと思う。だからトランプ大統領は関税など厳しい要求はされなかったんだろう」とも自身の見方を解説した。
US(合衆国)は広い。
北米大陸だけでも3つの標準時のゾーンがあるワケで、
そこに3億3千万人(本当の人口数は分からず=不知)が住むらしく、
地域により様々で東海岸の各州は、いわゆる先進工業国に分類される範疇かも知れないが、
中西部のラストベルトは中進国かも知れないし、
そこにも至らない途上国のような地域も抱えるワケで・・・
アラスカのLNG開発と輸入は、いま直ぐじゃないのであり、
日本も投資した上で輸入するワケですが、
国際価格に見合うのかというテーマを如何に解決するかが問われます。
このように投資対象もあるワケで、
ビジネスになるなら投資すりゃヨイので、米国の金融はNYを軸に超先進国だけど、
US(合衆国)の他地域また中先進地域や中先進分野などには、まず儲からず、利益も期待できない、
金融」ビジネスとして利回りが期待できない地域・分野には投資しないのですよ。
以前、
インディアナ州の投資窓口の代理を友人が担っており、
80年代に何度か州政府のスタッフと東京で議論した事がありますが、
US(合衆国)の先端から外れたラストベルトの悲哀を識ったのです。
これは、
日本のローカルも同じで、如何に「地方創出」「地域活性化」とかけ声だけで「カネを撒いて」も、
具体的な先を見据えた取り組みがなければ無理なのです。
G7を「先進工業国」と考えるため無理があるワケで、
G7は「先端工業と先端金融国」と考え捉え返す事が重要です。
その観点というか意味合いから、
日本がUS(合衆国)のどの地域のどの分野へ投資するかを含め、
US(合衆国)が重要なパートナーであるなら厳しく吟味し
投資対象を政策や戦略を含め審査する事が何より重要なのではないかと考えます。
まぁ、ホワイトハウスがダークハウスでなくてヨカッタという程度ですよ。
メディアと主要な与野党は、
この度の「日米首脳会談」は、概ね成功だったと手放しの褒めようで報じていますが。
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