「なごり雪」は、伊勢正三+イルカの協力協働で (ある時期の) " 昭和の後半を代表 " する象徴的な輝く素晴らしい楽曲になった
先週、東京に降った雪は「なごり雪」でしょうか。
この春も、同じような光景に出会い、心をホッコリさせられました。
詞の英訳版を投稿してみたいと考えます。
(不具合がありましたらゴメンなさい)
" NAGORI YUKI " By Shozou Ise.Standing by your side while waiting for the train, I fiddle with my watch.
The snow is falling out of season.
" This will be the last snow I see in Tokyo."
You say in a lonely whisper.
We encounter times of unseasonable snow.
After the seasons when we've fooled around too much.
Now spring has come and you've gotten so pretty.
So much prettier than last year.You put your face into the window.
Of the train that has begun to pull away.
You're trying to say something.
But, afraid to see your lips move in the shape of "farewell".
I turn my eyes down.
I guess I never realized.
That time would pass and you'd grow up, too.
Now spring has come and you've gotten do pretty.
So much prettier than last year.I remain on the platform you left behind,
Just watching the snow as it falls, melting as soon as it land.
Now spring has come and you've gotten so pretty.
So much prettier than last year.
So much prettier than last year.So much prettier than last year.
So much prettier than last year.
以下は、2024年の夏に讀賣新聞が報じた記事からの一部引用です。
一部引用開始→ 世代超え愛される名曲「なごり雪」誕生から50年…作詞・作曲の伊勢正三「イルカさんのおかげ」
(讀賣新聞 2024/07/24 10:00 滝北岳)早春の駅を舞台に、男女の別れを歌った「なごり雪」が生まれて今年で50年となる。伊勢正三(72)がフォークグループ「かぐや姫」時代に作り、イルカがカバーして世代を超えて愛される曲となった。伊勢は「自分で作って言うのもおかしいけど、たいした出世です。イルカさんが大切に歌ってきてくれたおかげ」と語る。
サビの「今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった」の詞とメロディーは一瞬で浮かんだ。そこからが難産だった。「このサビが僕に何を歌わせようというのか。たどり着くまで、10日くらい徹夜した。完成したのが朝の5時。門が開き、曲が待っていてくれたという感覚だった」
このままでは、なごり雪が日の目を見ずに埋もれてしまう。惜しむ声が周囲から上がり、同じ事務所のイルカに白羽の矢が立った。レコーディングに立ち会った伊勢は、彼女の表情が暗いのに気づいた。「僕のなごり雪のイメージが強くて、自分で歌うのに抵抗があったのだと思う。それで、横に座って『歌うのが嫌なら仕方ない。でも、僕はイルカに歌ってもらえればうれしいよ』と話した。本心からそう思っていた」
その一言でイルカは吹っ切れたという。イルカのなごり雪はオリジナルとはアレンジが違う。「イントロのピアノを聞いた瞬間、雪が降る光景が浮かんできた。歌も完璧な仕上がりだった。この曲は僕から旅立ったなと感じた」と懐かしむ。←一部引用終わり
先週、東京に降った雪は " なごり雪 " だっただろうかと思い。
毎年のように訪れる「別れの季節」について様々な事を考えながら。
昭和100年を記念し来し方を追慕する中で、「心に残り、心に響く」とされる「なごり雪」が話題に上り、丁度、この時期を考えたワケで。
敬意を込めて、産経新聞の記事の引用と、
引用開始→「なごり雪」が昭和の名曲第1位「大切なもの託された」イルカさん、誕生秘話を語る
プレイバック「昭和100年」
(産経新聞 2024/10/5 13:00 石井 健)産経新聞社と産経リサーチ&データが募集した「読者が選ぶ昭和の名曲―フォーク・ロック・ポップス部門」には2012人の応募がありました。1位は576票を集めたイルカさんの「なごり雪」が選ばれました。ほぼ全世代で1位を獲得、全体の4分の1以上が推した曲です。イルカさんにこの曲への思いを聞きました。
私が歌うべきではない
1位に選ばれて光栄です。これは駅での別れの情景を描いた歌で、季節は春。春は出会いと別れの季節で、きっと、どなたもご自身の別れの記憶を、この歌に重ね、自分のこととして聴いてくださっているのではないでしょうか。
昭和50年に発表した歌ですから、もう半世紀、歌い続けています。もともとは、3人組フォークグループ「かぐや姫」の歌でした。ある日突然、夫(プロデューサーでもあった神部和夫さん)から「イルカが『なごり雪』を歌うことになったよ」と告げられて驚きました。
音楽活動については夫に一任していましたが、私は当時かぐや姫の前座を務め、この歌が彼らの名曲として世間に浸透していることをよく知っていました。ですから「私が歌うべきではない」とレコーディング当日まで渋っていたのですが、録音スタジオで私の横に作者の伊勢正三さんがすうっと来て「イルカが僕の作った歌を歌ってくれたらうれしいな」と言ってくれたんです。「うれしいの?」「うれしいよ」。じゃあ歌おう。あの言葉は大きかったです。
経緯を知ったのは亡き夫の「送る会」
夫は平成19年に59歳で亡くなりましたが、私がこの歌を歌うことになった経緯を知ったのは、その「送る会」の席でした。
かぐや姫のリーダーだった南こうせつさんから、「かぐや姫が解散するなら『なごり雪』はイルカに歌わせてほしいと神部ちゃんに頼まれてね」と教わったのです。「彼のプロデュース力でこの歌は大きくなった」。こうせつさんに、そうおっしゃっていただき、夫は喜んでいることでしょう。
この歌については、今でも〝大切なお姫さま〟を預かっているという気持ちが拭えません。敬い、大切にしなくてはならない歌だと考えています。また、聴いてくださる皆さんに育てられた歌だとも思っています。普段は気の向くまま、何も考えずに歌っている私ですが、この歌だけは「皆さんの思い出と重ねて聴いてください」と祈りながら歌っています。(石井健)←引用終わり
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