ロシアのウクライナ侵攻侵略は、現代政治の国際関係論では理解も解明もできず、周囲は分かったような事を述べ立て、納めようとするが無理な相談だ
ロシアが勝手に一方的に始めたウクライナへの侵略侵攻戦争を本当に停戦できるか?
ロシアもカネが廻らなくなり始め、ウクライナは戦意を維持するにも難しい事情を抱え。
トルコはイスタンブールで相対し直接「停戦交渉」をするという。
最初は、怒鳴り合いになるだろうが、
それを乗り越えた時点で「本音の損得」を、確立するために「本質の議論」ができるかどうかにかかりますが。
「本音の議論」と「本質の議論」は、全く異なるのです。
プーチンも政権を完全に掌握しているワケではない。
「ロシア正教会」を軸にする古典的な妄想勢力に示唆され指示を受け、
忠実に、彼らが描く「大ロシア」の実現を描き、忠実に期待に応えようと、
ブリゴジンらを使い始めたのが「ウクライナへの侵攻侵略戦争」だった。
手始めに、2014年に元はロシア領だったクリミア半島への進駐を抵抗もなく実現した。
次に「ドンバス地域」への攻撃を行い、ウクライナ側の反撃能力を測り、次(2022年の侵攻)に備えた。
国際社会は、
ロシアのクリミア占領(進駐)を建前で非難したが、大枠は指を咥えて静観した。
*クリミア半島もドンバス地域も、固よりロシアとウクライナの何れに属するかと言えば、確たる線引きが難しいともいえ・・・
① 基本的に「ウクライナ」が長年にわたり「ロシア」の広大な一地域であった事。
② ソ連邦の崩壊と共に「ウクライナ」が「ロシア」から、いわゆる独立を果たした際にも、
「ウクライナ」は「ロシア」と一体的に共同歩調を取り続け良好な関係を維持してきた。
③ 「ウクライナ」に「ウクライナ」の自意識が醸成され「ウクライナ アイデンティティ」が形成され強くなった。
④ ロシア寄りの勢力と欧州志向の勢力が政治的に国内で激しく衝突する事態に陥り、長期の混迷が続いた。
⑤ 西隣の「ポーランド」は、連帯を率いたワレサ議長の指導力で、遂に「脱ロシア」を形成し「EU」の一員になった。
⑥ 「ウクライナ」は、この動きに激しく刺激され「政治体制」はロシア派とEU派が相克を重ねテロも応酬で混迷した。
⑦ 「ロシア」は様々な「ウクライナ介入」を重ねたが、悉く「失敗」に期し、ハッキリと「ウクライナ」の隷属を求め拒否され。
⑧ 2014年のクリミア侵攻は警告であり、ドンバスへの攻撃は、今回(2022年侵攻)への予備的警告だった。
⑨ プーチンは、ドンバス地域からの撤収など、固よりロシア領だと主張し放棄は微塵も考えていない。
まぁ、ザッと、こんな処かと考えますが、
そこへ、老成パラノイアでドケチのトランプが大博奕のカードを持ち、
自身の売名と名誉欲を目的に「ウクライナ」を脅し、プーチンを持ち上げ「ロシア」の名誉と利益を与えるから「停戦」しろと!
まぁ、正直な処は、こんな事でしょうかねぇ・・・!?
「ウクライナ」の側に立てば、
WWⅡで、ソ連(ロシア)は2600万人の戦死者を出した。
その多くは戦場になった「ウクライナ」だ。
ヒトラーの侵攻する事を十分に指摘されながら、猜疑心の強いスターリンは耳を貸さず備えず、
大粛正で応え大敗を期した。
兵士の命が安いソ連は意に介さず戦争を続け、結果的に先に疲弊したドイツが敗戦し、
スターリンのソ連邦は結果的に連合国として勝者になった。
しかしながら、WWⅡでウクライナが払った犠牲は、隣国のポーランドと共に並や大抵ではなかったのだ。
国際社会は、予断を持たず冷静に見守りましょう。
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