アメリカの自動車産業を衰退させ競争力を喪ったのは「BIG3」の無能経営陣と、投資ファンドの強引な「株式高額配当」要求で基礎体力を奪ったからだろ
アメリカ車が日本で売れない。
無知なトランプは、日本政府が様々な規制をして、輸入を妨害するからだと言う。
それで思い出した20年前の事がある。
外周の大外に屯していた男があった。
其奴が、要請を受け、ある揉め事(車の修理にかかる事案)の仲裁に出て、
大事にならずに丸く収まった。
仲裁を得た側は、巨額の実損を免れ社会的な名誉も保全できたとして
「謝金」を届けようとしたが、其奴は理由がないと受け取りを断った。
そこで困り果てた側は、在庫車の「キャデラック」を提供したいと申し入れ、
初期車検まで3年を自動車税と燃料費を負担するので自由に使って下さいと、
申し入れ誓約書と契約書を揃え持ち込んできた。
趣旨を相談されたので、
友人の弁護士を紹介し、民事契約として書類を整え合意契約書を法務登記した上で、
3年間の無償リースを受けた。
それで、幾つか分かった事は、
排気量2・0Lにしては極めて燃費が悪い。車重のバランスが悪いのだろう。
尚かつ、閑散な高速道路以外では、取り回しが重い。
一度、北陸道を加賀温泉と金沢まで走行した。
(契約満了後の買い取りも検討するため)
数が少ないため、
メルセデスより目立つ、重量感もあるがフロントに威圧感がある。
マチバで、幅寄せや車間詰めをされない点は良好だった。
右折⇨信号での俊敏さに欠ける。
車体に威圧感があるため他車は嫌い避ける。
まぁ、印象はどちらかと「言えば鈍重」な車だった。
アメリカ車が国内でしか売れない根本要因は、車体を覆う「薄板鋼板」の張力弾性低質が
理由じゃないかと。重いだけでは・・・
USスチールが、世界での競争力を失った原因の重要部分だろうと受け止め考えています。
研究開発能力と製造技術能力を欠いているから、世界市場で敗退するワケで・・・
BIG3が、他の市場で売れない最大の理由ではないかと考えます。
タイヤも同様でファイアストーンが、敗退し続けているのも同様の理由だろうと観ています。
その原因は、公開株式をファンドが握り、研究開発に資金を注ぐ事よりも
「配当」に廻せと主張し始めた事と軌を一にしています。
ファンドが株式投資して保持する事はヨイのです。
しかし、永続性を考えると、研究開発(+要員)が無ければ、市場競争に勝ち残れません。
自動車は、部品を集め組み立てた結果の産物でしかないので、
それが競争力を持たないのは、支える全ての産業が機能低下している証左と言えます。
今の米国の苦悩と迷走は、他人事ではなく、明日の日本の姿そのものです。
明日は我が身です!
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