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2025/05/03

日本の社会も経済も「横見て暮らせ!」に満足し悉く「社会主義化」を受け入れ、何らの疑問も感じずに社会の生産性を向上もなくグチとボヤキを続けるだけ

知人が興す事業の従業者年俸で助言した事:


月間40万は年間480万、賞与5ヶ月を見込み680万、社保など社の公的負担1.4倍として952万だ。
月間の稼働が20日なら1日に最低4万円の稼ぎが必要で、
間接費を含め8万円。年間2000万の粗利を最低限確保できる事が必要条件になると!


これを具体的な耐久消費財との比較で考えましょう。


自家用自動車価格で比較する賃金との差異を例にします。


1975年と2025年を比較すると:
添付の写真資料に示すとおりです。

947

国家公務員の賃金は6年前ですが、仮に11%の上昇があるとすれば、
186,700円は205,370円になっています。


一方、
1975年には一般家庭の象徴的自動車だった「トヨタ・カローラ」は
77万円程ですから、月額給与のほぼ10倍です。


現在、
カローラの後継狙いとも言える「ヤリス」は、
210万~220万で、ほぼ月額給与の10倍を維持しています。


分かる事は、
この50年で、月額給与が2,3倍しか伸びていない事です。
自動車価格は、2・75倍になっていますが、


月額給与(賃金)は、残念ながら相対的に0・5ポイントほど低いのです。


これは、工業生産された市場価格と比べると、僅かとはいえ、
その配分が平均的に0・5程度抑制されていると言えます。


月額初任給を30万円にすると掲げる事業会社が話題になりましたが、
それを支払える「生産力」と「生産性」を上げる事です。


それは「社会全体が取り組む事」が重要で必須と考えます。


「米不足」の議論も、
未だに配給制度の頃からの発想や思想を堅持し、改革しようともせず、
普通に流通を識る側から観ると「茶番」に過ぎない「備蓄米放出」と「入札」で、
大半(90%)を「JA」が落札し、再び倉庫に納め、市場へ出たのは2万トンほどという、
コミックに興じる子供でも分かる事を堂々とやり、批判など耳に入らず腐っているのです。


こんな「JA」に象徴されますが、
実は日本のシステムの大半は同じような事で、仕事をしたフリをして過ごしているワケです。


米不足と言われ消費価格は2倍に急騰中ですが、
ある有力な農家で取引の実際を訊きました。
地域差もあるがJAへの1俵(60キロ)の出荷価格は1・6万円。
5キロ当りに換算すればは1330円になります。


これに、中間業者や小売の費用を1000~1500円とすれば、
市場の消費価格は2350円~2900円ほどでしょうか?


行政は、主食米についても、手付かずで時間の経過を待ち沈静化するとの態度です。


従って、
国家公務員の人件費を抑制せよとの声で抑制すると、
民間もそれに倣い従う構図で、経済全体を確実に抑制し「横見て暮らせ」の社会主義国家を、
堂々と形成した結果、どうにもならない状況に、
シモジモは不満を貯め込みSNSで爆発させているワケです。


実に精神衛生上からも不健康この上ないニポン社会と言えます。

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