いまも考える事、ナゼ「東京(首都圏)」に仕事を求め、棲みたがるのか」が、全く理解できない「東京(首都圏)」での仕事は体の良い奴隷生活に過ぎぬのだ
いくつかの点で見解を異にしたが、多くの点では同意でき、思考上では良い刺激を受けた。
新橋の頃に出会いを得て、時折どちらからともなく会って雑談する事で、
社会が抱え込まされる「環境」について意見を交わしあえた。
やがて、氏は新橋の拠から独立し、新進気鋭の経済評論家になった。
その論点は「市井の人が、全うに生きる上で重要な視点」を述べる事に徹していた。
とりわけ、多くの経済アナリストが用い語る小難しいカタカナ用語を平易に話し、
そこに潜む重大な罠や計略に嵌まらず、警戒する事の重要性を述べる事に努めた。
決して、主流の「経済アナリスト」や「経済評論家」に与する事なくマチバに軸足を置き異色を貫いた。
それは氏の「人となり」そのものであった。
いつか、氏に質問された。
「これだけ、東京でクライアントを抱えながら、東京は連絡事務所だけで、拠点を置かないの?」と。
その時に答えた事は、
① 1回の会議やミーティングは、2時間が限度で、それで結論を得られない案件は失敗する。
② 1日に2案件なら、午前と午後で十分に熟す事ができる。
③ ダラダラとした付き合いをしなくてヨイため、出稼ぎでも却って効率が上がる。
④ 約1・5時間かけ自宅と会社を往復(都合3時間)するなら、片道を約2・5時間で自宅と目的地を航空機移動するのも変わらない。
(この移動空間で、様々な立場の人と出会い雑談する事で、新たな大きな刺激を得られる)
などなど、様々な応え方をした。
当時、東京のホテル代は、そこそこのホテルで1万円ほどだった。
仮に、月間20泊しても20万円で、部屋のメンテナンスや清掃も公共料金も不要だから、結局は安価なのだ。
しかも、年中「空調」されていて快適だ。
そんな話をした事があった。
要するに、モノ事は捉え方であり、どう考えるかなので・・・
インディペンデントし、それを貫く側の者が鎖に繋がれようとは考えないのだ。
今も同じく「首都圏・東京」で稼いでも、東京に棲み暮らそうとは想わない。
引用開始→ 森永卓郎さん(享年67)が最期に問うた日本人への疑問「東京にこだわり、高コストで暮らすことが、本当に幸せですか?」
(森永 卓郎 : 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授 2025/05/19 11:00 東洋経済新報社)さらば!グローバル資本主義
東京にこだわり、高い生活コストを支払いながら暮らすことが幸せなのか?(写真:ペイレスイメージズ 2/PIXTA)
余命宣告を受けてから、「忖度なしの活動」を続け、今年1月28日に享年67で逝去した森永卓郎氏。
氏の最期の書き下ろし原稿と、亡くなる1カ月前に行ったインタビューによる“資本主義の闇”に切り込んだ『さらば!グローバル資本主義――「東京一極集中経済」からの決別』が刊行された。同書は発売前に大増刷が決まるなど、早くも話題を呼んでいる。
森永氏が最期に到達した「日本人が生き抜くための"答え"」とは――。
今回は、新刊を再編集したうえで、「東京で高コストで暮らすことだけが、本当に幸せなのか」について森永卓郎さんの問題提起を紹介する。地域格差は「異常な状態」に
現状の日本は、東京とそれ以外の都市にくっきり分かれています。その地域間格差は異常な状態です。さらば!グローバル資本主義: 「東京一極集中経済」からの決別
東京都心の、ことに利便性の高いエリアや大規模な再開発が行われているエリアでは、地価はバブル状態です。2023年の東京23区内の新築マンションの販売価格の平均は1億円を超えました。
サラリーマンの平均生涯年収が約2億2303万円ともいわれるなかで、普通のサラリーマンに買える価格ではありません。
夫婦共稼ぎで高収入の「パワーカップル」か、投資の成功者、親からの遺産継承者でなければ手が出ない価格です。
しかも、このようなコスト高は住宅取得価格だけではありません。
都会では、教育費もまたべらぼうに上がっています。
幼稚園受験に始まり、小学校受験、中学校受験、高校受験(あるいは中高一貫校受験)、大学受験をクリアして志望大学に進むためには、それぞれの年代で有名塾に通わせる必要があります(それ以外にもたいていの子どもは英語教室やスポーツクラブ、絵画教室、バイオリンやピアノ教室にも通っています。子どもは本当に忙しい!)。
さらに塾の進度についていけなくなると、家庭教師を頼む家庭もあります。
教育面での「人口一極集中」東京の現実
韓国ではすでに20年も前から、富裕層の母親が小中学生年代の子を連れて英語圏に留学移住して勉強させ、父親は韓国に残って仕送りする「雁パパ」スタイルが話題でした。そのため、かつては「先進国で英語が話せない2大国は日本と韓国」と言われていましたが、現在では韓国の若者の英語力はハリウッドを席巻するほどの勢いです。
日本にもこのムーブメントがおきたら、ますます都市生活者の経済は逼迫(ひっぱく)することになります。
東京は、それに打ち勝つ経済力を持ったものだけが住める街。
それ以外の低所得者は、「つまらない仕事」に一生を捧げながら、必死に都会の利便性と「勝ち組幻想」にぶら下がって(依存して)生きていく。
次の社会を担う人材をつくる教育にこそ「経済格差による教育環境格差」があっていいはずがありません。
富める者の子も貧しき者の子も、平等の環境が与えられて切磋琢磨してこそ、明日の日本を支える人材が生まれてきます。
「高等学校等就学支援金制度」が可決されたとはいえ、良い学校に入るためには、やはり多くの教育投資が必要です。
それが教育面での「人口一極集中」の東京の現実なのです。
一方で、地方の不動産は悲惨な現状です。
地域にもよりますが、都心からほど近い「トカイナカ」と呼ばれるエリアでは、家だけでなく畑や山までついて数百万円の物件がゴロゴロしています。家だけならタダであげる、というケースも少なくありません。
東京から少しでも離れ、主要な駅から少しでも離れると、不動産に値がつかない状況なのです。
私が1985年に購入した所沢の家の地価は、購入した40年前より現在はやや値下がりしています。それに反して所沢駅前のタワーマンションは1億円超えもある!
同じ所沢市内なのに、駅前物件とそこから車で10~15分離れた土地では大きな格差ができているのです。
それが「グローバル資本主義」に取り込まれた日本の東京首都圏の実態なのです。
「グローバル資本主義」から抜け出すには?
この状況を脱却するには、「グローバル資本主義」から抜け出さなければなりません。日本社会は「グローバル資本主義」に取り込まれたままでも、個人としてはそこから脱却する生き方を模索しなければ幸せな生活はつかめない。
「そもそも自分の幸せは何なのか? どんな生き方を求めているのか?」
多くの人は、そこから考えないといけないのではないでしょうか。
都市生活者ならばどなたでも、私の主張をご理解いただけるはずです。
自分自身の生活を「グローバル資本主義」から脱するためには、どうすればいいか。
都心から1.5~2時間圏の「トカイナカ」と呼ばれるエリアをご存知でしょうか?
このエリアに移住すれば、生活コストは想像以上に下げることができます。
経済面だけでなく、自然に囲まれて生活に潤いを持たせることができ、働き方を変えて「生きがい」を感じながら生活することもできるはずです。
子どもの教育に関しても、私は息子二人を育てた観点から、「トカイナカ」の教育環境に対して何ひとつ不自由や不満足さは感じていません。
それよりも、成人して社会に出ていったときに必要な非認知能力(生き抜く力、正解のない問題課題に対して自分で検索検証しながら答えを導き出す能力)を身につけるには、10代のころから自然を相手にさまざまな体験ができる「トカイナカ」のほうが教育環境としては勝っているとすら思います。
東京にこだわり「高コストで暮らす」のが本当に幸せ?
東京にこだわり、高い生活コスト(莫大な住宅ローンや教育コストなど)を支払いながら暮らすことが幸せなのか?そのために夫婦二人でストレスの大きな仕事を死ぬまで続けていくのか?
しかも、それができる人はまだ幸せですが、安い時給で働く低賃金の非正規雇用者までが、なぜ東京にしがみついて生きていくことを選ぶのか?
私はそのことの矛盾と非合理さを説き、私が生活しているトカイナカの魅力と可能性を、本書(『さらば!グローバル資本主義』)で読者のみなさんに訴えたいと思います。←引用終わり
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