日産自動車は「技術の日産」を誇ったが、実際にはどのような事業戦略を保ち研究開発し経営に取り組み自律自立を考え実際の経営を行ってきたのか
市場が「新陳代謝」を円滑に進めるには、
無自覚で無能な経営陣が居座る事業会社を淘汰する事だ。
事業会社が行き詰まり潰れるのは、
一つは経営陣の問題ですが、
二つは従業者と株主の質や能力も同様に大きい。
これは様々な事業者を相手に、
事業の拡大や縮小に取り組み為した過程で得た結論です。
「日産」を観て考える事は、
一貫して「事業経営」と真摯に取り組んだ経営陣はいなかった事に象徴され。
日産は、
鮎川義助の満州重工という歴史的経緯もあり、
WWⅡの敗戦後は共産党主導の労働組合が強く、レッドパージ後はそれに対抗する形で、
労組を自動車総連にまとめ天皇と称された組合幹部の無責任も、経営陣と労組が産み出した相乗効果ではなかろうかと。
ゴーンもヒドイ代物だったが、
長きにわたり君臨した無能の川又克二や石原峻も比類する者がないほどお粗末な経営者で、
その日産を喰いモノにした自動車総連の塩出一郎などの労働貴族は、
固より日産を始めとする全産業の敵でしかなかったと考える。
日産は、
一貫して経営責任を考えず果たさずの経営陣と従業者および株主により形成された事業の行き詰まりを、
その都度ながら幸運にも理解や支援を受け命脈を保ってきたが、
この度は明確に市場から退場と消滅を求められているともいえる。
不動産も、家電も、アパレルも、同様に無自覚で無能な経営陣が、
従業者を巻き込み事業が頓挫したのは特段の事ではない。
懐かしがっても、市場は待たない!
無能が消えなければ、新陳代謝できずなのだ。
アァ、日産!?
「技術の日産」は、自社の「技術」ではなかった。
近年の「EV」は「リーフ」に象徴され、一時は市場に衝撃を与えたが。
その頭脳も心臓も加工組立も全て「日立製作所」の提供技術と言っても過言ではなかった。
真実は自社の技術ではないのだった。
企業体質が、市場経済で競争する思考回路を持たず、
規模の経済を指向するため、呑み込みで規模を肥大化させたが、
大男知恵は頭に回りかねで、
呑み込みを消化せず、喰い千切り喰い散らすのみで、いよいよ終焉の時を迎えたか。
21世紀の始めに経営危機を乗り越えるため、
日本國政府から受けた2兆円は返済したのか?
フランスのルノー公団というフランス政府の事業者に支配され、
送り込まれた詐欺師のカルロスゴーンに、足蹴にされ文字どうり喰い千切られ、
再建されずドロボーされ間抜けを字でいくのを演じ。
阿呆だろ! 阿呆堕余!
ゴーンに習い倣い、マレリ(カルソニック)を喰い切り潰す。
(写真の記事:メキシコ州知事は 2025/06/11 日本経済新聞 朝刊)
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