アメリカ合衆国の社会と政治はトランプの登場で複雑に分解され「社会革命」は複雑怪奇に進行するも根源で築き上げた社会体制を打ち破れるかだが
トランプ王国は、ハーバード理想主義幻想が
悉く全米に撒き散らした思想や思考を打倒する象徴だ!
トランプに煽られ「熱狂」する「呆気シロ」中心の社会的不満鬱屈層。
彼らは、最初に北米大陸へやってきた移民層だ。
(凡そ300年前、最初に到達した移民の子孫だ)
次に、安価な労働力として連れてこられたクロの子孫達も。
(凡そ250年~200年前に意図せぬ労働力として使役され)
そして、時を経てクロの使役をキイロが埋めた。
(それは、凡そ150年ほど前に移民として生じた)
やがて、混淆が進みブラウンが形成された。
(とりわけ、この半世紀で一気に増え続けている)
後には、様々に流れ着く青やら赤やら灰やらも交わり。
これらの人は、北米大陸での成功を夢見、あるいは社会的なポジションを得ようと懸命であった。
しかしながら現実の北米社会、
とりわけ社会支配が巧妙なUSAは、
マジメな労働力は利用する時だけで、産業労働者であっても不要になれば容赦なく切り捨てる。
米国の社会経済を支配するのは、
上位の30%であり、その中の10%(即ち全体の3%)が収奪に智恵を巡らせる。
(盤石の執事でありサーバントだ)
更に支配者の3%を超然と差配する1%ほど(全体の0・001%=30万人前後が統計上では米国社会に密かに君臨しているの)だが。
この実現を人は「アメリカンドリーム」と呼ぶ。
新参者のトランプは、自らを密かに身を置くことができず、
エイッ、ヤッと、隠れもせず、2015年に現れ彷徨い出たのだ。
そのトランプが、踏み台にしたのが、
忘れ去られた米国社会の礎の人達やその末裔であり、
とりわけ中西部で打ち捨てられ踏み付けられているシロの末裔だ。
トランプの掲げる政策で、
一つだけ聞くべき尤もな主張がある。
「ハーバードに連邦政府が巨額の資金援助するのを止め、
職業訓練のための支援資金に置き換え手厚く充てるべきだ」と。
これは、実に真っ当な提唱だと受け止め、ぜひ実現を願いたい。
稚拙で幼稚な老成パラノイアのキングなら要らない!
それに多少は目を瞑っても、
現在のUSAが国際社会で置かれた立場や、
連邦内の社会的苦渋を打破し正常化させ、
輝ける星条旗を誇り高く打ち振る事ができる基盤を確立できたと考えるまで、
今日の歪な米国社会の差配構造を造り出し、
恥じず理屈を込め主張する「ハーバード」の理想主義ともいうべき幻想を悉く打ち破る事を使命としている。
それは2015年にトランプが大統領選挙への候補指名を目指し、
煽り始めた時から始まっているが、トランプがそのように感じ取ったのは、
全米に蔓延る「棄てられた白人労働者層の悲惨(不満)」を組織化しようとし、
(共和党の枠組みを破壊し)始めた時点で始まったとも言える。
中西部の決定的な切り捨ては、
2008年のリーマンショックで再起不能な状況へ追い込まれたのだ。
民主党のオバマはリーマンショックに直撃されたが、
具体的で有効な対処は結局ナニもできなかった。
世界を席巻した金融危機を引き起こした無責任なリーマンブラザーズは、
潰れ消えたが経営陣は刑事事件に問われる事もなく平然と過ごしている。
一方で、
金融危機により市場は急激に縮小し、米国内の製造業は雇用調整に追われ、
しわ寄せは労働者層に襲いかかり、一気に中西部の都市は荒廃しマチもヒトも希望をなくした。
オバマの民主党は全く無能であった。
同様に共和党も無能であり、トランプはそれを激しく批判した。
実際に「アンシャンレジューム(旧体制)」との戦いをトランプは行ったのだ。
この指摘のようにトランプは考え、
怒鳴る怒と、日々にわたり脈絡なく喚き続けているのだと眺めている。
このようにトランプは考え、怒鳴る怒と、日々にわたり脈絡なく喚き続けているのだと眺めている。
アメリカ🇺🇸社会の分断は、
深刻で、とても感情的なように思います。
それに火をつけ煽り続け政権を握り続けようとする子供じみた道化がトランプではありますが。
SNSは、極めて利便性の高い伝達手段として、
米国社会で提供され、瞬く間に世界へ拡大され大きく発展しましたが、
同時に抑制され続け収奪され続け見放されていた側が、
その利便性に乗り「煽り煽られる情況」を、無責任で無分別なまでに産み出した事で、
これまで積み上げてきた都合のヨイ社会が崩壊の危機に曝される結果を生みました。
それは米国社会が、
独立以来これまで過去から一貫して守り続けた「理想」が普及し、
一般化した結果であり「自縄自縛」で身動きが取れない情況を造りだしたともいえます。
その矛盾を巧妙に捉え、
文明の利器を自身の都合で巧妙な煽りに用い、時に緩い呆気の道化を、
時に厳しい保安官を演じ分けているのが道化のトランプなのだろうと眺めています。
いよいよ、文化文明を中心に据え一定の規律を尊重し、
世界に影響を与えようと考える側と、馬に跨り投げ縄を放ち獲物を捉え、
時に銃を放ちチカラで押さえつけようとする野蛮な側に、
別れ生きる以外に途はないかも知れませんね。
(写真の記事は、2025年6月13日 日本経済新聞 夕刊)
日本では「朝日」が、ハーバードの理想主義幻想を普及させる担い手だ。
引用開始→「王はいらない」全米で抗議集会を開催 トランプ氏復権後で最大規模
(朝日新聞社 2025/06/15 MSN)トランプ米政権が首都ワシントンで軍事パレードを開く14日、トランプ大統領への抗議の意を込めて「ノー・キングス(王はいらない)」と題した集会が全米各地で開かれた。第2次トランプ政権が発足して以降、最大規模の街頭での抗議活動になった。
集会やデモの開催は全米2千カ所以上で見込まれていた。ただ、州議会議員らが殺害される事件が当日に起きたミネソタ州では、州からの要請を受け、安全への配慮から州内での開催が中止される事態になった。←引用終わり
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