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2025/06/21

日本の農業生産を牛耳ってきた「JA全農」は組織も政策も大きな転換時期だ。WWⅡの敗戦でGHQが大改革した政策制度は75年もすれば破綻する

日本の農業政策は、
GHQによる農地改革を受け、農地解放があり地主は耕作する小作農に農地を無償提供した。
以降は耕作者を組織した「農業協同組合」が様々な農業生産に懸かる職能組合として、当初は機能していた。


やがて、農業生産に従事する「人」の「組織化」が進むに伴い「組織力」に政治が目をつけ、
選挙の際の「集票マシン」(化)する事を考え、政治と農業生産者が持ちつ持たれつの相互利用し合う関係になった。

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日本の農業政策は、政府に対し「農業協同組合中央会」が前面に出て、
傘下の「農林水産族議員」の尻を叩き、必要な動員を行い集票と政治資金で巨大な政治力を保つようになった。


とはいえ、日本の農業政策の弱体化と軌を一にするように、産業間の競争で追い込まれる農業生産者は離農し、
農水族のパワーも相対的に低下する状況にはあるようでも、一定の集票力と影響力を残している。
その中心に座り「指示」するのが「JA農協中央会」だ。


各地の「JA農協」は、離農者の増加に伴い合併を繰り返し活動基盤と経営規模を拡大している。
現実に「JA農協」は、容赦機能や金融機能を強め「個別の農業生産者」への支配を高めてきた。
商社機能は、収穫米の販売受託で、農機具の販売であり、金融機能は、金貸し・農機具ローンであろう。
実際の「農業経済」に基づく「経営指導」や「営農指導」などは、ほぼ皆無だと眺め観ている。
それはなぜかといえば「JA」の職員も多くが専業の給与所得者であり、農業生産に従事する人員はほぼ皆無で、
実際には実態がなく「ペーパー屋」でもあり、噛み合わないのだと観ている。


そんな状況でこの度に「米不足」に端を発する諸問題が一気に溢れ出た。
現実に生じている「問題」は、解決すべき「課題」である。
解決には、これまでのなれ合い手法に対する「外科的処方」も避けられない状況と観ている。


農水大尽に就いた「小泉進次郎」は、矢継ぎ早に改革への試案を発表している。

その一:JA全農は傘下のJA農協が、農業生産者に稼働率の低い高額な機械を売らずに、
    リース(実際には使用をレンタル)する方法などで農家の負担を減らせ。
    使用時期は各地のJAが調整するなどでアタマを使え。

その二:収穫米はJAが農家から受託(委託)ではなく、リスクを張り直接買い取る制度に改め、
    農家の手取り収入を増やせ。
    (JAは農家のために汗をかけという事だ)

その三:ミニマムアクセス米の輸入量を機動的に運用し「日本米」に近い米を中心に手当する。


これに対し、農業補助者の自信家が、

田植えも稲刈りも大きな日数の差はない、農業に従事しなくても近郷を見れば,
すぐにわかる。彼はこのような事も理解せず発言しているようでは残念ながら・・・・

「小泉は、現場を識らない、実態を識らない、実際を経験した事もないのだ」
「黙っていろ! 控えていろ!」と、SNSに投稿し、無責任な賛同者を集め悦に入っていた。

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これに対し、以下の反論指摘をしておいた。

JAが.農機具販売で資金貸与と利息で縛り、 年に数日の稼働しかないモノから多くの利益を上げている事にナンの疑問もないですか? JAは.原点に立ち返り、農機具の共同利用などを調整し農業生産者の利益のために知恵を絞り汗をかくべきと考えます。 その一端の提議を受け止めず考えもせず、現場を知らないと批判するのは容易い事ですが、未来はありませんよ。
実際を識らない、実態を識らない、 「その種の者が何を言う!?」実に便利な日本語です。

それと同じ事は、日常茶飯におきています。
その便利な言葉で意見や提言あるいは議論を封じ込めると、結局は何もしない結果が生じます。
実際に、先々週も先週も、請負などではなく協力応援として我々は人員を組織し田植えをしています。

必要な農機具の協力(共有)も効果的に活用し効率化をし合っています。
その程度の事で、大きな意義があり、農業生産を十数年にわたり高く維持しています。

本来ならJAが主体的に責任を保ち行うべき事で、おれすらも回避するのを責任放棄だと追及しています。


そんな例の紹介からの発言を、袋叩きにして農業生産の効率化や農家の余計な支出を抑えようとの議論を封殺し、
何が残るのでしょうか?余りにも前を見ない話じゃありませんか。

因みに、
GHQの農地改革までは、我が母方は中規模地主で農業生産者では会社経営と似通った小作制度で経営しておりました事を申し上げておきます。

いま、再び「農業生産法人」による一定規模の農業生産を追求しなければ立ちゆかない状況に陥ろうとしています。

この件で、これ以上の踏み込みや発言は控えます。

但し、最後に一言を、
知らぬ者が軽々にモノを言うな」は、真に便利な日本語です。


それが跋扈した100年前から敗戦まで、
どれだけの犠牲が出ましたか?そして本島に大切な真髄を喪ったのではありませんか。
真に便利な言葉です」 以上。

と、反撃反論しておいた。

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