東京23区の中古マンションが1億円を超えたと耳にし、普通に標準的な棲み家としての3LDK=70㎡のマンション取得をマジメに考えてみる
都市域で生まれ育った「勤め人」を眺めながら思った事:
東京23区内の中古マンション(築後40年~25年)の70㎡(3LDK)が、
1億円になったと報じられ、ホォ~!と、驚きというか感嘆というかですが。
写真 ↑ は、江東区辰巳の新築高層マンション外観の拾いです。
図 ⇑ は、3LDK=70㎡の構成の拾いです。
土地値が高騰するため、
できるだけ広い土地で建ぺい率と高さ制限を考え、
中心的な70㎡を求める層をターゲットに開発するわけですが、
この部屋で8900万円の価格設定でした。
これを求めるのは、様々な理由で「首都圏とりわけ東京」に吸い寄せられた人達で、
比類の向上心を備え、マジメに仕事を熟し、一定の所得と社会的地位を得て、
その象徴としての「棲み家」を手当てする、極めて標準的で健康な思考の持ち主です。
しかし、その人達には、
これと言う、いわゆる確かな故郷が殊更あるワケではありません。
親の転勤で、3年~5年で各地を転々とした事もあり、
色々な処に、いわゆる友達みたいな知り合いはいるらしいけれど、
本当の意味で繋がり価値空間を分かち合える友人はいないらしい。
小学校から腰の落ち着かぬまま追い立てられ、
中学校でもそれが変わる事はなく追い立てられ、
高校でも落ち着く間もなく更に追い立てられ、
とにかく「勤め人」の親からは叱咤され続けた事もあり、
ナンとか大学へ転がり込んだ。
そして、親と同様に学業を積み、
社会で一廉の会社に職を得て「中間層」としてのガンバリは、
自らの親をも上回る艱難辛苦に耐え、
自分が経験した子供の頃の故郷のない真の友達を得られなかった苦い思い出を考え、
早くから無理をして住宅ローンを組み「巣を得た」事で
子供には転勤しても安住の地を提供し、
単身赴任を繰り返した(家族とは何かと・・・・・)。
漸く「終の棲家」で安住(しようと)できると考えた頃、
自らはリストラに遭い、敢えなく忠勤した会社を追われ暗く失意の毎日が続いていると。
それを目の当たりにした、
子供らは「学業」に励み「学歴」を買い、それを元手に「忠勤」を尽くした挙げ句、
足手まといとして「退職勧奨」され、敢えなく放り出され、
受け取った「退職金」の大半はローンの残額処理に廻され、
取り敢えず「雨露」は過ごせるが、
立ち所に「喰い扶持」を得ないままではナンともならず、
老いたる身を引きずり「ハローワーク」や「人財紹介業」へ通うも、
適職はなく切羽詰まる羽目に・・・・・
単なる真面目で善良な「勤め人」だけが取り柄の人物には、
これと言う「手に職」もなく、然りとて「物乞い」にもなれず、
子供の教育を考え、老いたる親の老後の生活を考えると、
いよいよ八方塞がりで、万事休すという状況を抱え、
遂に「駅頭の " 自転車整理 " 係」を当面の職にした。
それを知った子供達は、大いに嘆き悲しみ、
大学を止めると言い、友達を頼ろうとするが、
腹を割って話合い信頼できる本当の友人がいない事に気付く。
自宅は残るが暗澹たる空気が支配し、
立ち竦むばかりだが立ち続けるのは地獄で、
闇雲に進むのも地獄という。
日本の社会の一断面だけれど、
親子3代にわたり「流浪」し続け「ビジネス奴隷」として買い叩かれ
漂流し続ける以外に、途は無いのか?
真面目なだけで要領の悪い純粋な人は、潰しが利かない!
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