「阪神タイガース」は、泥臭い小汚さに包まれたイメージを、洗練された感性に身を包む球団へチーム全員が奮闘しカラーを変え愉しむ野球を追っている
「阪神タイガース」は、
2025年のセントラルリーグ クライマックス戦も挑戦者を寄せ付けず3連勝し、歓喜に沸いています。
勝者としての振る舞いが実に爽やかで、
甲子園球場に詰めかけた観客と一体になり、相手チームへの敬意を忘れずに対せるようになった事を見て、甲子園球場に詰めかける観客の層が大きく入れ替わった事を実感しました。
自称、熱血タイガースファンを主張する、酒焼けしたダミ声の下品なオヤジにヒステリーババァは、歳もありましょうが、徐々に圧され姿を消し、下品さは姿を消し秩序が保たれ健全化し、贔屓の引き倒しは少数化し、対戦相手のチームに対し、また相手の好プレーへの評価や拍手を保つ場に変わったように思います。
ここまでくるのに50年近い歳月を要したのだなぁと、
改めて感慨深いモノがありますね。
阪神タイガースの選手が伸び伸びとプレーできるのは、
下品なダミ声で「薄汚い下品極まるヤジを受ける事が消えた点」が大きいと思います。
球団の「戦力整備」への取り組み努力も去る事ながら、
先ずは、鉄道輸送の手段という興行的発想から、大きく転換できた事でしょう。
次には、世代を超えた興行的価値の創出と維持へ発想を転換できた事も大きいかと。
その上で、阪神タイガースという球団経営は、感動を創出するトキとコトを共にするエンターテイメント(スポーツ)ビジネスであり、甲子園球場と共に事業経営を成立させ「付加価値」を提供する目標を明確化させた事でしょう。
2006年に、HHHとしての経営統合が成立し、ほぼ20年にわたり球団の事業経営の推移を眺め続けてきましたが、付随事業としての興行提供(道楽発想)から、付加価値創出し提供する事業としてのスポーツ・エンターテイメント(ビジネス)への戦略的切り替え、戦術としての環境整備、戦線の撤退と新たな戦線の構築、生産手段と戦力整備、これらが漸く実を結んだのではないかと。
先ず何よりも下品極まる「ダミ声」の一掃を年次毎に、身勝手で我が儘な旗振り応援は規制できないものの、観戦者に強制せず自然な合流唱和ができるよう演出を誘導し「老若男女」が、それぞれに愉しめるスマートな空間である事への改善改革を推し進めた事。
更にビジネスとしての投資の拡大と獲得資金の拡大可能性を、
300億円/年から350億円/年を、400億円/年への持続的アップに、阪神タイガース球団はステークホルダーと如何に取り組むか(取り組めるか)という、複合要素をビジネス形成できるかに懸かると見ています。
2025年3月末までは、一定規模のシェアホルダーを保ち、特にこの20年の混迷を含めた苦渋の推移を眺め、改善点を指摘し続け完全に「去る者」としての感想(感慨)を。
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