政権を握る者は「社会を分断し対立させ力を削ぎ統治する」のが基本原則だ 現代社会は分断された側が同じ主張や意見を「SNS」で求め共感し対立する
政治統治の原則は、
「民は分断して統治せよ」が基本であり、
「団結され組織化されると執政に困難を来す」が、何より重要なので。
現代社会は、細かく分断されている。
細かく分断された個々の固まりが、近しい固まりを求めあい、
様々なキーワードで接点を得ようと彷徨っている。
元より、ワードによる小さな接点は、大きな相違点を内包しているため、
違いが鮮明になった時点の対立は止めようがなく深刻な事態を招く事もある。
従って、
統治される非統治者の民は、
自身と同様の主張(意見や見解)を求めて彷徨う。
従来までの社会は、大きく分断されていた事で、
働く側は「労働組合」が受け皿として機能した。
いわゆる「農業組合」や「水産漁業組合」も同様で、
事業経営者は「商工組合」などを職能別の足掛かりにしていた。
今は、相互の利害対立が明らかになり分断される現実がある。
「最大公約数」で纏める事が極めて難しい状況があるワケです。
それを繋ぐのが「SNS」で、
部分的な同一性を求め「離合集散」を繰り返している。
現代社会は、その「社会的分断」が前提とも言えるワケです。
例えば、
国会は衆参とも僅かな違いによる「多党化」が進んでいます。
大枠では然したる違いなどなく同じでも、
細部を詰めると「対立」が鮮明化し、明らかに個性の違いが鮮明になります。
有権者は「組織化」を拒否し囲い込まれる事なく流動化にあり、
彷徨いながらも「自身の主張に最も近い支持を示す」態度が続き不安定なままです。
米国も社会現象としては殆ど同じで、
無理矢理に「二大政党制」に収斂させていますが、
社会のあらゆる分野で集約できない限界を孕み、
肥大化する事で収拾の着かない状況が、
威容で異常なSNS病理が「怒鳴る怒・トランプ」を産み出したと見ています。
6月11日と12日に、
日本経済新聞は朝刊で、
「思い込みを加速させる構造」と題し、早稲田大学の田辺俊介教授に、
「個人の感情的な反応優先」と題した、成蹊大学の伊藤昌稜教授を紹介している。
何に興味を持ち、そのキーワードは何か?
それを識る事と、思考の分類と共感の部分が形成され思い込む過程を理解する上で、
SNSを捉える点でも実に重要かと考えます。
(出典は、何れも日本経済新聞 2026/06/11と12の朝刊)
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